プロップ稲垣「修正が遅かった」前半にペナルティー4回のスクラムを反省 ラグビー日本代表

[ 2023年7月22日 20:53 ]

ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2023パシフィックネーションズシリーズ第1戦   日本22―24サモア ( 2023年7月22日    札幌ドーム )

<日本・サモア>この日のフロントローは(左から)具、坂手、稲垣(撮影・篠原岳夫)
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 23年初のテストマッチに臨んだ世界ランキング10位の日本は、同12位のサモアに22―24で敗れた。これでオールブラックス・フィフティーンとの2連戦から3連敗。1週間後には同15位のトンガと対戦する。

 先発FW8人の総重量で80キロも重いサモアに、前半はスクラムで大苦戦した。前半1分のファーストスクラムはやや劣勢。同10分にはアーリープッシュでフリーキックを許すと、さらに組んだスクラムではコラプシング(スクラムを崩す反則)を取られるなど、前半だけで4つのペナルティーを取られた。

 ハーフタイムに修正し、後半は五分に。逆にペナルティーを奪う場面もあったものの、プロップ稲垣啓太(埼玉)は「修正が遅かった」と猛省する。想定以上に両FW間にスペースが生まれ、ヒットした瞬間に膝が伸びきり、もう一押しを生む力が残っていなかったという。ピッチ上で足の位置などの修正を図るも、「前3人だけではなく、FW全員で理解するのが遅かった」と話した。

 これでW杯イヤーは白星なしの3連敗。24日に発表される最新の世界ランキングでも、10位から12位に落ちる見通しとなった。日本代表戦では誰よりも勝敗にこだわる男は、「勝つ姿を見せないといけない。それが日本代表としての使命」と自らに言い聞かせるように言った。

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