女子・長野東　県勢初優勝　女王・仙台育英を最終5区・村岡が逆転

男子第73回・女子第34回全国高校駅伝 （ 2022年12月25日    京都市・たけびしスタジアム京都発着＝男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロ ）

笑顔でゴールする長野東・村岡美玖（撮影・岸　良祐）
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　両手を大きく広げた村岡美玖（3年）が万感の表情でゴールテープを切った。長野東が最終5区で逆転し、同県の女子で初めて頂点に立った。横打史雄監督は「本当に凄いことを生徒たちはした。思い描いた通りの展開でレースが進んだ」と声が弾んだ。

　采配が的中した。「村岡の単独走の強さを日頃から感じていた。今年はメダルを獲得しようと目標を立てたので、チャレンジをしようと」と指揮官。2年連続で1区を好走した村岡に5区を任せ、1区に名和夏乃子（2年）を初起用。1区の名和が先頭と6秒差の4位につける好発進を決めると、以降も3位圏内を維持。最終5区の村岡が前回Vの仙台育英を逆転した。

　村岡は「後ろから留学生がきている中で、前へ前へという気持ちで走りました」と汗をぬぐった。3年連続4区を走った佐藤悠花（3年）はチーム唯一の区間賞で2位に追い上げ「三度目の正直ということでずっと区間賞を狙っていた。凄くうれしい」と喜んだ。
　（須田　麻祐子）