福岡第一 史上初の3冠へ圧勝発進 PG轟チーム最多12点 ゲーム支配

[ 2022年12月26日 06:00 ]

バスケットボール全国高校選手権(ウインターカップ)第3日   福岡第一99―62市船橋 ( 2022年12月25日    東京体育館ほか )

<福岡第一・市船橋>第1Q、攻め上がる福岡第一・轟(右)
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 男子2回戦では初戦を迎えた高校総体王者の福岡第一が市船橋(千葉)に99―62で快勝した。大会連覇を目指す福岡大大濠は福島南を圧倒して3回戦に進んだ。女子3回戦では東海大福岡が64―63で4連覇を狙った桜花学園(愛知)を破る金星を挙げた。 

 優勝候補の福岡第一が市船橋を99―62で圧倒した。第1Qこそ14―14で2度のリードを許す展開も、PGの轟琉維(3年)がゲームを支配した。第1Qに3ポイントシュートを決めるなどチーム最多12点をマーク。「少し緊張して最初は硬くなってしまった。シュートがまだまだだけど、ブレークが少しでたのかな」と収穫と課題を得た。

 守備力を磨いて臨んでる。大会2週間前からは1時間半に及ぶランメニューを消化。“無尽蔵のスタミナ”を兼ね備え「今日の試合は走り込んでいたので大丈夫だった。でも、まだ外のシュートを打たれてしまったので、そこを修正したい。30点ですね」と厳しい自己採点。油断はない。

 チームは高校総体と、今年からスタートしたトップリーグも制覇。3年ぶりのウインターカップ優勝で史上初の3冠を目指す井手口監督は「2年分の負けを取り返すつもりでいきたい。最後は轟になりますから、周りがどれだけついてこられるか。ここって時のデフェンス力が上がったね」とエースを評価し、ともに頂点まで駆け上がるつもりだ。 (福井 亮太)

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2022年12月26日のニュース