先場所Vの阿炎「一番集中をモットーに」ぶれない気持ちで目指すは師匠超え 初場所番付発表

[ 2022年12月26日 12:02 ]

部屋の看板の前でポーズを決める阿炎(日本相撲協会提供)
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 日本相撲協会は26日、初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表した。九州場所で三つ巴の決定戦を制して初優勝を果たした阿炎(28=錣山部屋)は西前頭9枚目から東前頭3枚目に番付を上げ、都内の部屋からオンライン会見を行った。

 涙の初優勝から1カ月が経ち「もう自分の中では次の場所に切り替えているので、初場所に向けて準備しています」と先を見据えた。今後は返り三役、そして大関へと期待がかかる。それでも「“一番集中”だけなので番付は気にしないようにしています」と気持ちはぶれない。4関脇4小結と群雄割拠の次期大関争いに関しても「そこを考えたら自分の貫いているものがゆがんでしまうので、考えないようにしています」と意識しないつもりだ。九州場所中から何度も口にしていた「一番集中」という言葉。この日も6度繰り返したように「一番集中をモットーに」を初場所でも継続させていく。

 初優勝を経験し「夢に向かってしっかり一歩ずつ進めている」と語った。「夢」とは「師匠(錣山親方=元関脇・寺尾)を超えること」。大関に昇進すれば番付で超えることになるが「そこが重要ではない」と番付にはこだわらない。「“師匠を超えたい”というのは番付だけではない。人としても超えていきたいと思っているので、まだまだ自分には至らないところが多い。師匠を超えるような、慕われるような人間になりたい」。心身ともに成長して初優勝を果たした28歳はさらなる成長を誓った。

 九州場所後は冬巡業を経て現在は部屋での稽古に集中している。「まだまだ踏み込みが甘いので」と立ち合いの強化に重点を置き、今後は一丁押しの数を増やしていく。「やりすぎないように自分のペースで準備できている」と調整は順調。「初日の前にピークが来てしまうと崩れる可能性があるので、しっかり初日に合わせてピークを持って行けるように」と2週間後に迫った初日へと照準を合わせていく。

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2022年12月26日のニュース