バッカニアーズが延長で辛勝　ブレイディーは苦闘　7勝8敗ながら地区優勝に王手

延長で決勝のFGを決めたバッカニアーズのサコップ（AP）
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　NFLは25日に第16週3日目の3試合を行い、前週まで6勝8敗ながらNFC南地区の首位を守っていたバッカニアーズは敵地グレンデール（アリゾナ州）で4連敗中のカージナルスを延長の末に19―16（前半6―6）で振り切って7勝8敗。3試合ぶりの白星を挙げ、1月1日の第17週で対戦する同地区2位のパンサーズ（6勝9敗）に勝てば、2シーズン連続の地区優勝が確定する。

　QBトム・ブレイディー（45）は48回中32回のパスを通して281ヤードと1TDをマークしたが、カージナルスのCBマルコ・ウィルソン（23）に2度のインターセプトを喫し、味方とのコンビネーションもかみあわず苦闘。インターセプトは12月11日の49ers戦から3試合連続で「2」となり、2002年9月29日のジャージャーズ戦（2）→10月6日のドルフィンズ戦（2）→10月13日のパッカーズ戦（3）に続いて自身2度目となる3試合連続の複数回となった。

　しかし6―16で迎えた第4Q6分57秒に新人RBのラシャード・ホワイト（23）に3ヤードのTDパスを成功。バッカニアーズは相手のファンブルから得た攻撃で残り2分27秒にライアン・サコップ（36）が42ヤードのFGを成功させて土壇場で追いつき、延長（10分間）では後攻となったものの残り3分41秒にサコップが40ヤードのFGを決めてカージナルスを振り切った。

　NFC北地区3位のパッカーズは敵地マイアミ（フロリダ州）でドルフィンズを26―20（前半13―20）で振り切って7勝8敗。4勝8敗から3連勝を飾ってプレーオフ進出に望みをつないでいる。

　一方、AFC東地区2位のドルフィンズは4連敗で8勝7敗。現時点ではプレーオフのワイルドカード枠に入っているが、AFCでは7勝8敗が5チームもいるため、残り2試合での勝利が不可欠になっている。

　＜AFC東地区＞
（1）★ビルズ（12勝3敗）
（2）ドルフィンズ（8勝7敗）
（3）ペイトリオッツ（7勝8敗）
（4）ジェッツ（7勝8敗）
　＜AFC北地区＞
（1）☆ベンガルズ（11勝4敗）
（2）レイブンズ（10勝5敗）
（3）スティーラーズ（7勝8敗）
（4）ブラウンズ（6勝9敗）
　＜AFC南地区＞
（1）ジャガーズ（7勝8敗）
（2）タイタンズ（7勝8敗）
（3）コルツ（4勝1分け9敗）
（4）テキサンズ（2勝1分け12敗）
　＜AFC西地区＞
（1）★チーフス（12勝3敗）
（2）チャージャーズ（8勝6敗）
（3）レイダース（6勝9敗）
（4）ブロンコス（4勝11敗）
　＜NFC東地区＞
（1）☆イーグルス（13勝2敗）
（2）☆カウボーイズ（11勝4敗）
（3）ジャイアンツ（8勝1分け6敗）
（4）コマンダーズ（7勝1分け7敗）
　＜NFC北地区＞
（1）★バイキングス（12勝3敗）
（2）ライオンズ（7勝8敗）
（3）パッカーズ（7勝8敗）
（4）ベアーズ（3勝12敗）
　＜NFC南地区＞
（1）バッカニアーズ（7勝8敗）
（2）パンサーズ（6勝9敗）
（3）セインツ（6勝9敗）
（4）ファルコンズ（5勝10敗）
　＜NFC西地区＞
（1）★49ers（11勝4敗）
（2）シーホークス（7勝8敗）
（3）ラムズ（5勝10敗）
（4）カージナルス（4勝11敗）

　★は地区優勝、☆はプレーオフ進出が確定したチーム、成績は24日終了時点

　＜第15週の結果とカード＞
　▼22日
ジャガーズ19―3＊ジェッツ
　▼24日
ビルズ35―13＊ベアーズセインツ17―10＊ブラウンズ
＊チーフス24―10シーホークス
＊バイキングス27―24ジャイアンツ
ベンガルズ22―18＊ペイトリオッツ
＊パンサーズ37―23ライオンズ）
＊レイブンズ17―9ファルコンズ
テキサンズ19―14＊タイタンズ
＊49ers37―20コマンダーズ
＊カウボーイズ40―34イーグルス
＊スティーラーズ13―10レイダース
　▼25日
パッカーズ26―20＊ドルフィンズ
＊ラムズ51―14ブロンコス
バッカニアーズ19―16（延長）＊カージナルス
　▼26日
＊コルツ―チャージャーズ
　＊はホームチーム、日付は米国時間