日本代表に7点差辛勝のオールブラックス、ウェールズには8トライ32点差の快勝

[ 2022年11月6日 02:11 ]

ラグビー・オータムネーションズシリーズ ( 2022年11月5日    カーディフ )

モウンガのPGで先制(AP)
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 前週に日本代表を38―31で下した世界ランキング4位のニュージーランド(NZ)が敵地で同7位ウェールズから8トライを挙げて55―23(前半22―13)と快勝し、欧州遠征初戦を白星で飾った。NZは63年から対ウェールズ33連勝で、対戦成績を34勝3敗とした。

 NZは前半4分、SOモウンガのPGで3―0と先制。11分には自陣でのターンオーバーを起点にフランカーのパパリイがラインブレークし、11次攻撃からフッカーのテーラーが右中間へトライを決めた(10―0)。19分には相手ゴール前で得たPKでNo・8サベアが速攻。またもテーラーがポスト左へ飛び込んで17―0とリードした。

 ディフェンスにほころびが目立つウェールズは25分、左ゴール前ラインアウトからのサインプレーで代表デビュー戦の22歳WTBダイアーが抜け出し、右中間へ初トライをマークして17―7。31分にはFBアンスコムのPGで17―10と詰め寄った。NZは34分、モウンガがゴール前へキックを上げ、CTBジョーディー・バレットがキャッチしてそのまま倒れ込む右隅へのトライで22―10としたが、ウェールズは前半終了間際、後半5分とアンスコムがPGを決めて22―16と詰め寄った。

 NZは後半7分、敵陣ラックからSHアーロン・スミスが判断良く抜け出し、ポスト左へ飛び込むトライで29―16。ウェールズも10分、ゴール前ショートパントのこぼれ球をフランカーのティプリクがポスト右へ抑えて29―23とした。だが、NZは13分に敵陣でラックを連取し、パスダミーからサイドを突いたサベアをスミスがサポートして左中間へ自身2つめのトライ(36―23)。25分にサベアが右隅インゴールへダイブして41―23と突き放すと、37分にはJ・バレットが兄のFBボーデン・バレットからパスを受けて左中間へトドメのトライをマークした。

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2022年11月5日のニュース