リーグワン王者の埼玉がSRレッズと親善試合 30―55で敗戦も山沢京平ら若手躍動

[ 2022年11月4日 20:49 ]

グローバルラグビーフェスタ2022   埼玉30―55レッズ ( 2022年11月4日    埼玉・熊谷ラグビー場 )

<埼玉・レッズ>後半、トライを決める埼玉・山沢京(下)(撮影・久冨木 修)
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 リーグワン初代王者の埼玉がスーパーラグビー(SR)のレッズ(オーストラリア)と親善試合を行い、30―55で敗れた。

 埼玉は日本代表の欧州遠征に参加中のプロップ稲垣啓太ら主力ばかり7人が不在。先発にはゲーム主将を務めたフッカー堀江翔太、元日本代表のSH内田啓介らのほか、今年4月に入団した大卒1年目のCTB長田智希、FB川崎清純の2人も名を連ねた。対するレッズも代表に招集されているプロップのタニエラ・トゥポウらが不在ながら、10月に日本代表と対戦したオーストラリアA代表でも活躍したWTBスリ・ブニバルらが先発した。

 前半は一方的な展開となり、相手のモール攻撃に苦しんだ埼玉の得点は2PGのみで6―45で折り返し。後半は12分にキックを絡めた攻撃でWTB竹山晃暉が反撃のトライを奪うと、同26分には山沢京平にもトライが生まれた。山沢京は同36分にも自らのショートパンとで裏へ抜けてトライを奪う個人技を見せ、終了間際には竹山も2トライ目。敗れはしたものの、主力を欠いた埼玉が21年のSRオーストラリア王者のレッズに一矢報いた。

 両チームは埼玉県がレッズが本拠地を置くクイーンズランド州と84年から姉妹提携を結んでいることが縁となり、埼玉(旧パナソニック)が群馬県太田市から埼玉県熊谷市に本拠地を移転した昨年、業務提携契約を締結。昨年はコロナ禍の影響で延期となったが、2年越しで親善試合が実現した。

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