羽生結弦さん、刻んだプロの序章「過去やこれから進む道のりを」単独アイスショーで8曲熱演

[ 2022年11月4日 21:00 ]

<プロローグ>演技をする羽生結弦さん(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌五輪を連覇し、今年7月にプロ転向した羽生結弦さん(27)による単独アイスショー「プロローグ」の横浜公演が4日、横浜・ぴあアリーナMMで開演した。プロ転向後初のショーはコンセプトから演出、選曲など全てをセルフプロデュースしたこだわりの90分となった。

 スタートの6分間練習から始まり、4回転サルコー、トーループを組み込んだ伝説的プログラム「SEIMEI」、三味線とともにジュニア時代のエキシビションナンバー「CHANGE」を舞った。また、リクエストで募った「レッツ・ゴー・クレイジー」やノービス時代の「スパルタカス」、「ロミオ+ジュリエット」、自ら振り付けた新曲「いつか終わる夢」、「春よ、来い」、アンコールでは「パリの散歩道」を演じ、満員となる7900人の観客を魅了した。
 トークセッションでは「改めて構想を練ってVTRだったりセットリストだったり、いろんなこと、演出も考え、ここまで自分の中では妥協せずに皆さんに見せられるものが出来上がった」と語り、「新しい羽生結弦としてのショーとしての形を見守ってくれたら」と呼びかけた。

 このショーで受け取ってもらいたいテーマについては「僕自身がいろなことを経て、ここまでこれた道筋」とし、「リアルタイムで羽生結弦というドキュメントを見てもらいたいと思った。自分自身の過去だったり、また、これから進む道のりの中に、こんな経験があって、頑張ってこられているんだよというのを見てもらえたらうれしい」と笑顔で話した。

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