渋野日向子 出遅れ71位「久しぶりにスカートをはいた」初日は75 逆襲誓う「上だけを見て頑張る」

[ 2022年11月4日 04:43 ]

女子ゴルフツアー TOTOジャパンクラシック第1日 ( 2022年11月3日    滋賀県 瀬田GC北C=6616ヤード、パー72  )

3番、スカートをひらりとさせ、ティーショットを放つ渋野日向子(撮影・椎名 航)
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 渋野日向子は2ボギー、1ダブルボギーの75で、78選手中71位と出遅れた。奪ったバーディーは14番の1つだけ。パットの不安定さが、そのままスコアに直結し「4~5メートルのパターがショートして、手前で切れたというのが多かった。短いのも引っかけて外して、凄くもったいなかった」と悔しがった。

 この日「久しぶりにスカートをはいた」という渋野は、多くのギャラリーを引き連れた。同組で回った仲の良い、19年全米女子オープン覇者の李晶恩(イジョンウン)(韓国)からは「毎週こんなにギャラリーが入るの?」と聞かれたという。「うん!って言ったらビックリしていました」とも明かした。

 満足のいくスタートとはいかなかったが、今大会は予選落ちがなく、まだ54ホール残っている。「上だけを見て頑張ります」。2日目以降の逆襲を宣言し、すぐに練習場へと向かった。

 ≪小祝3位で追走≫古江と並ぶ3位で初日を終えた小祝は「ティーショットがあまりよくなかったが、その中でもスコアは伸ばせたと思う。パットがよかった」と振り返った。後半は12番から3連続バーディーを奪うなど、ボギーなしでフィニッシュ。先週からパターを打つ際のボールの位置を体側に寄せたことが奏功したという。「ここのコースは相性がいいし、この試合自体凄く好き」。一気に加速する気配が漂う。

 ≪美夢有粘った67≫5位発進の山下は「ショットがよくなってきている」と満足感を漂わせた。ボギーなしで乗り切った初日、ここぞの集中力はさすがだった。後半の17番では第2打を右のバンカーに入れ、第3打で寄せ切れずに残った4メートルのパットを見事沈め、パーセーブ。「ここが一番大きかった」と振り返った。2日目へ向け「ベストを尽くしたい。上位で戦いたい」と意気込んだ。

 ≪19歳アタヤ30位「いいスタート」≫世界ランク1位のアタヤ・ティティクル(タイ)は71で30位とまずまずの滑り出し。2バーディー、1ボギーの内容で「初日としてはいいスタートが切れた」と振り返った。初日から多くの観客が駆けつけ、19歳は大きな注目を浴びた。「コロナ以来、多くのギャラリーの前でプレーする機会がなくなっていた。こういう雰囲気でプレーするのはゴルフ界にとってとても大事」と感謝を口にしていた。

≪奈紗「残念」64位≫畑岡は出入りの激しいゴルフで2オーバーの64位と出遅れた。出だしの1番で3パット、2番ではティーショットがアンプレアブル、3番でアプローチをミスするなどまさかの3連続ボギー発進となった。後半は一転、13番から3連続バーディーで巻き返すも、17番で再び第1打をアンプレアブルとして痛恨のダブルボギー。「途中、立て直せたかなと思う部分もあったんですけど残念でした」と振り返った。

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