バスケ八女学院、初ウインターカップ切符! 松本監督「よく頑張ってくれた」

[ 2022年11月4日 06:00 ]

バスケットボール第75回全国高校選手権(ウインターカップ)福岡県予選最終日   八女学院114―74折尾愛真 ( 2022年11月3日    アクシオン福岡 )

シュートを決める八女学院のボランボ(右から2人目)
Photo By スポニチ

 男女の優勝決定戦、3位決定戦が行われた。ウインターカップ(WC)の福岡県出場枠が3の男子は、八女学院が3位になり初のWC出場を決めた。優勝は福岡大大濠を下した今年の高校総体王者・福岡第一。WC出場枠が2の女子は優勝した東海大福岡、準優勝の福岡大若葉が福岡代表。男女5校は12月23日から東京体育館で行われるWCに出場する。

 八女学院が3位となり悲願の全国初出場を決めた。松本龍次監督は「走るバスケ、堅守速攻を目指してきた。よく頑張ってくれた」と目を細めた。県大会では福岡第一、福岡大大濠の2強の高い壁を超えられなかった。ただ今夏に福岡第一が九州大会、高校総体ともに制したことでウインターカップの福岡県出場枠が3に。主将の中川航(3年)は「福岡第一に感謝している。3枠もらって、出ないといけないと気合が入った」と話した。

 3年前に強化に本腰を入れ、留学生も迎えた。現3年生がその“強化1期生”。だが前監督が退任し、部員が転校するなどして10人ほどに減り、チームは空中分解した。

 松本監督が就任するも残った選手は反発。苦境の中で主将になった中川は「コミュニケーションが取れずぶつかることも多かった。まとめることも苦手で苦労した」と振り返る。2強に胸を借りながら力をつけ、手にした全国の舞台。「福岡には第一、大濠だけじゃない、自分たちの強さを見せたい」。八女学院の新たな歴史が幕を開けた。 (村田 有子)

続きを表示

2022年11月4日のニュース