友野一希「泉州工機」後押しを力に逆転V 所属先スポンサー探しは継続中

[ 2022年10月10日 16:52 ]

フィギュアスケート・近畿選手権最終日 ( 2022年10月10日    兵庫・尼崎スポーツの森 )

友野一希(22年7月撮影)
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 男子フリーが行われ、SP2位の友野一希(上野芝ク)が168・56点をマークし、合計238・48点で優勝した。

 冒頭で4回転―2回転の連続トーループを成功。続く4回転サルコーは乱れたが、その後の4回転トーループを決めた。後半はトリプルアクセル―オイラー―3回転サルコーなどを成功させ、逆転で頂点に立った。

 「昨日の演技を見て、下を向いて演技をしていてつまんないなと思った。下を向くとネガティブになるし、上を向くことを意識した。昨日のミスがあったから、今日の演技につながったかなと思う」

 前日のSPは69・92点と低調なデキに終わっていただけに、フリーの演技後は安どの表情を浮かべた。ただ、優勝を飾りながらも「まだまだ満足できるものではない。もっともっと練習を積まないといけないし、毎シーズン、前の自分を超える気持ちでやっているので」と前を向いた。

 今年6月でセントラルスポーツとの契約が期間満了となり、現在は中学時代までを過ごした上野芝スケートクラブに所属。新たな所属先となるスポンサー探しを継続しながらも、現在は自身の地元・堺に拠点を置き長尺プレスなどを生産する「泉州工機」のサポートを受けており「本当にありがたいですね」と感謝する。周りの支えを力に変え、より高いレベルを目指していく。

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2022年10月10日のニュース