ラグビーのまち釜石で記念マッチ W杯の再戦願う元日本代表FW伊藤剛臣氏

[ 2022年10月10日 13:29 ]

(左から)元ラグビー日本代表FW伊藤剛臣氏、スクラム・ユニゾンの田中美里さん、村田匠さん

 ラグビーリーグワン2部の釜石シーウェイブスRFCは9日、岩手県の釜石鵜住居復興スタジアムでプレシーズンマッチ第5戦を行い、リーグワン1部の東芝ブレイブルーパス東京と対戦した。『2022ラグビッグドリーム~RWC MEMORIAL~』と題された一戦。釜石は善戦及ばず、7―26で敗れた。

 釜石シーウェイブスRFCのアンバサダーで元日本代表FWの伊藤剛臣氏が観戦。「釜石は粘り強い防御を見せたし、FWはセットプレーで成長した姿を見せ続けてくれている。新シーズンに向けて大きな期待が持てる内容でした」とうなずいた。釜石と言えば、記憶に新しいのが19年のW杯日本大会だ。次回23年のW杯はフランスで開催される。この日のハーフタイムにはスクラム・ユニゾンがフランス国歌を熱唱し、会場を盛り上げた。

 19年W杯では釜石でフィジー対ウルグアイ戦が開催されたものの、予定されていたナミビア対カナダ戦は台風19号の影響により中止になった。釜石市では20年にW杯記念試合としてナミビア対カナダ戦の開催を予定していたが、この時は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い断念した経緯がある。伊藤氏は「W杯のレガシーを未来へつなげていかなければなりません」と話すように、ナミビア対カナダ戦の開催実現は、釜石の願いの一つでもある。

続きを表示

2022年10月10日のニュース