渋野日向子は71で8位、6連戦最終戦でのトップ10に「締めがいい終わり方で安心した」

[ 2022年10月10日 11:01 ]

米女子ゴルフツアーメディヒール選手権最終日   渋野日向子8位 ( 2022年10月9日    米カリフォルニア州 サティコイクラブ )

最終ラウンド、1番でラインを読む渋野日向子。通算10アンダーで8位=サティコイクラブ(共同)
Photo By 共同

 5打差3位から出た渋野日向子(23=サントリー)は2バーディー、1ボギーの71と伸ばしきれず、通算10アンダーの8位で大会を終えた。ジョディ・シャドフ(34=英国)が71で回り、初日から首位を守って通算15アンダーでツアー初優勝。6位から出た笹生優花(21=フリー)が66をマークし、通算14アンダーの2位に入った。

 米ツアー2勝目を目指した渋野だが71で逆転はならず。ホールアウト後に中継局WOWOWのインタビューに応じ、「今日は(グリーンに)乗らなかったり、乗ってもロングパットが残ってしまったりっていうのでチャンスにつく回数が少なくて。苦しい1日ではあった」とサバサバと振り返った。

 笹生と同組でスタート。前半は4番でボギーが先行する苦しい出だしとなった。それでも以降は我慢の展開でパーを並べる。14番パー5で2オンに成功し、この日初めてのバーディーを奪う。最終18番パー5では第3打のアプローチを2メートル強に寄せてバーディーで締め、この日アンダーパーとした。

 3試合ぶりに戦った決勝ラウンド。最終日のプレーの中で、「後半取りたいパー5でしっかり2つバーディーが取れて、アンダーに持ってこられたのはうれしかった」と収穫もあった。6連戦の最終戦でもあっただけに、「締めが良い終わり方で本当に安心した」と笑みを浮かべた。

 次戦の韓国でのBMW女子選手権(10月20~23日)を経て、国内ツアーの樋口久子・三菱電機レディース(10月28~30日)、そして日本で唯一開催される全米女子プロゴルフ協会公式戦のTOTOジャパンクラシック(11月3~6日)と日本での2試合に臨む。23歳は「今週はパッティングが良く、その分ボギーも少なくてバーディーを取れてっていうゴルフができたのは凄く良かったと思う。ショットもまだまだ伸びしろはある。自分のやりたいプレーができるよう頑張りたい」と今後を見据えた。
 

続きを表示

2022年10月10日のニュース