琴ノ若 なかなか届かない新三役へ「まずは良い相撲を取って良い成績を残すこと」 秋巡業千葉場所

[ 2022年10月10日 17:04 ]

報道陣の取材に応じる琴ノ若(撮影・前川 晋作)
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 大相撲秋巡業が10日、千葉市中央区の千葉ポートアリーナで行われ、地元・千葉県松戸市出身の幕内・琴ノ若が報道陣の取材に応じた。

 途中休場明けとなった秋場所では東前頭2枚目で8勝を挙げて勝ち越し。「しっかり勝ち越せたのかなとは思うけど、攻めていてももったいない相撲だったり、勝っても内容が悪い相撲だったりが目立った」と振り返った。その反省を踏まえ「やはり稽古を積まないとそういうところが出てきてしまう」とこの巡業で改善していくつもりだ。この日の稽古では若隆景や阿武咲らと7番取って3勝4敗だった。

 九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)での新三役は厳しい状況。昇進してもおかしくない成績を残しながら番付運に恵まれなかったりコロナ関連で途中休場を余儀なくされたりと足踏みが続いている。「そこに関してはなるようにしかならない。まずは自分が良い相撲を取って良い成績を残すことが最大の条件だと思っているので、そこをしっかり徹底して、そこからまた上が見えてくればいい」。不運にめげず、一歩ずつ前に進むことを誓った。

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2022年10月10日のニュース