【世界卓球】日本男子は銅メダル 3時間半超え死闘で中国追い詰めた! 張本が世界1位&11位斬り

[ 2022年10月8日 19:37 ]

卓球・世界選手権団体戦第9日 ( 2022年10月8日    中国・成都 )

張本智和
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 男子準決勝が行われ、日本は9連覇中の中国に3時間半を超える激闘の末に2―3で敗れ、銅メダルで大会を終えた。

 第1試合を任されたのは今年の全日本選手権を制した世界ランク45位の戸上隼輔(明大)。同1位の樊振東に立ち向かったが、ストレート負け。第2ゲームはジュースに持ち込んだものの、世界トップの勝負強さに屈した。

 絶対的エースの世界4位・張本智和(IMG)は第2試合に登場。同11位の王楚欽を相手に、得点のたびに「チョレイ!!」とシャウトして自らを鼓舞し、第1ゲームを落としながら怒とうの反撃で1勝を挙げた。

 第3試合は世界119位の及川瑞基(木下グループ)が同2位の馬龍から第1ゲームを先取。金星の予感が漂ったが、ここから世界トップクラスの実力に押し切られた。

 後がなくなった第4試合、再び張本が登場して樊振東と激突。第1ゲームは先取したものの、第2ゲームを6―11、第3ゲームを3―11とされて崖っぷちに。ここから大逆転して望みをつないだ。

 命運を握る最終第5試合は戸上と王楚欽が対戦。第1ゲーム9―4とリードしながら逆転されて落とすと、勢いに乗る王楚欽を止められずにストレート負けを喫した。

 69年大会以来、53年ぶりの世界一には届かなかったが、完全アウェーの中で最強国を追い詰める大健闘。24年パリ五輪での戴冠へ、確かな手応えが残る銅メダルだった。

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2022年10月8日のニュース