坂本花織「この演技ができたことは奇跡」女子トップの146・66点に驚き

[ 2022年10月8日 18:00 ]

フィギュアスケート・ジャパンオープン ( 2022年10月8日    さいたまスーパーアリーナ )

<ジャパンオープン>演技をする坂本花織(撮影・小海途 良幹)
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 日本、北米、欧州の3地域対抗戦として各チーム男女2人ずつのフリーで争い、女子で北京五輪銅メダル、22年世界選手権女王の坂本花織(シスメックス)は146・66点と女子でトップの得点をマークした。

 真っ赤な衣装に身を包み、冒頭の2回転半(ダブルアクセル)を成功。続く3回転ルッツは踏み切り違反を取られたが、課題に挙げていたフリップ―トーループの連続3回転を決める。その後も2回転半―3回転トーループ―2回転トーループの連続ジャンプなどを決め、ほぼノーミスの演技を披露した。

 「楽しかったし、自分が何とかベストを出して(チームに)貢献しようと思っていた。ちょっとでも果たせて良かった」

 世界女王として日本チームの優勝に貢献し、安どの表情を浮かべた坂本。今季初戦となった9月のロンバルディア杯後に調子が下降線をたどり、練習で満足のいく演技ができなかった。少なからず不安を抱えていた一方で、その思いを払拭しようと集中力は高めていた。

 「今回、この演技ができたのは奇跡で。練習では、後半の3つ(のジャンプ)のどこか失敗するのが毎日続いていた。この大会で“集中してやれば、ここまでできる”というのが発見できた。ここから徐々に、自己ベストに近づけるようにしたい」

 北京五輪で銅メダルを獲得し、世界選手権を制するなど飛躍した昨季。“自分超え”を目指し、鍛錬を続けていく。

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2022年10月8日のニュース