舟久保遥香は準優勝 世界一へあと一歩もパリ五輪代表へ名乗り 柔道世界選手権

[ 2022年10月8日 21:53 ]

柔道世界選手権第3日 ( 2022年10月8日    ウズベキスタン・タシケント )

女子57キロ級決勝 ブラジルのラファエラ・シウバ(左)と対戦する舟久保遥香=タシケント(共同)
Photo By 共同

 女子57キロ級で個人戦は初出場の舟久保遥香(23=三井住友海上)が、決勝で16年リオデジャネイロ五輪覇者のラファエラ・シルバ(ブラジル)に敗れ、銀メダルを獲得した。

 国内外で5大会連続優勝中と勢いに乗って大舞台に臨んだ舟久保は、初戦から最大の武器とする寝技を駆使して順当に勝ち上がった。決勝でも30歳になったベテラン金メダリストを抑え込み、ポイントを奪うかに思われたが、技ありまで残り3秒で解かれノーポイント。逆に残り1分を切ってから内股で技ありを奪われ涙をのんだ。

 世界ジュニア選手権を3連覇するなどジュニア時代から将来を嘱望されたが、社会人になって伸び悩み、東京五輪代表争いからは早々と脱落した。だがコロナ禍で自身と向き合って稽古に打ち込み、才能を開花させた舟久保。世界一には届かなかったが、夢の舞台へ着実に前進した。

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2022年10月8日のニュース