マリニン「とても楽しめた」非公認ながら自己新193・42点 4回転半ミスも圧巻構成

[ 2022年10月8日 18:00 ]

フィギュアスケート・ジャパンオープン ( 2022年10月8日    さいたまスーパーアリーナ )

<ジャパンオープン>演技をするイリア・マリニン(撮影・小海途 良幹)
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 日本、北米、欧州の3地域対抗戦として各チーム男女2人ずつのフリーで争い、男子で昨季の世界ジュニア選手権優勝のイリア・マリニン(米国)は非公認ながら自己ベストの193・42点で2位だった。日本チームが623・84点で優勝。北米が2位、欧州が3位だった。

 マリニンは先月に世界初成功させた4回転半を冒頭に挑戦。着氷が乱れて手をつき、判定は4分の1回転不足で減点となった。その後はルッツ2本、トーループ、サルコーの4回転を降り、「自分のスケートに満足している。とても楽しめた」と振り返った。

 前日練習ではアクセルを入れた4回転6種7本の異次元構成を披露。シーズン序盤のこの日の投入はなく「自信を持って跳ぶことができるジャンプに集中する」と話しつつ、シーズン後半に向けて「場合によっては少し追加するかもしれません。7本を検討するかもしれません」と試合での挑戦に含みを持たせた。

 4回転半はプロ転向した羽生結弦さんが強いこだわりを持ち、北京五輪で挑んだ超大技。「スケートを始めた当初から羽生さんにインスパイアされてきた」と敬意を表し、羽生さんの姿に触発され、跳び方も研究してきた。「彼こそが私のインスピレーションであると感じていた。それを羽生さんが喜んでいらっしゃると聞いて、とてもうれしい」と笑顔を見せた。

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2022年10月8日のニュース