紀平梨花 復帰2戦目は113・44点「全日本で表彰台に上がれるようにしたい」

[ 2022年10月8日 18:00 ]

フィギュアスケート・ジャパンオープン ( 2022年10月8日    さいたまスーパーアリーナ )

<ジャパンオープン>演技をする紀平梨花(撮影・小海途 良幹)
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 日本、北米、欧州の3地域対抗戦として各チーム男女2人ずつのフリーで争い、女子で19、20年全日本選手権連覇の紀平梨花(トヨタ自動車)は113・44点だった。

 右足首の疲労骨折から昨季全休し、復帰2戦目。代名詞の大技トリプルアクセル投入できる状態にはないが、冒頭の3回転サルコー―2回転トーループ、続く2回転半(ダブルアクセル)―2回転トーループを成功。2回転ループ、3回転トーループも決めた。

 後半は3回転サルコーを踏ん張って着氷。2回転半―オイラー―2回転サルコーでは減点を取られたが、7本目の2回転ループを決めた。新衣装で「タイタニック」を演じ切ると、納得したような表情を浮かべた。

 「完璧な演技ではなかったけど、少しでも日本に貢献できてホッとしている。久しぶりの有観客の試合で、ジャンプも集中してできた。良い緊張感で滑ることができました」

 復帰戦となった9月の中部選手権ではフリー97・80点だった。患部の痛みとも向き合いながら、着実に前進している。

 「練習量は控えているし、その少ない練習量でも決められるジャンプを(構成に)入れているので。ミスもあったけど、以前の中部選手権よりも大きなミスはなかった。課題だった体力もけっこう戻ってきている気もする。収穫もあった試合だったと感じています」

 足の完治と全日本選手権での飛躍を目標に掲げる今季。会場のインタビューでは「全日本までに足を完治させて、全日本で表彰台に上がれるようにしたい」と決意を口にした。

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2022年10月8日のニュース