東大生・須山が2勝目「横の動きに警戒しつつ一気に」“予習”の成果 小兵・白猿に何もさせず

[ 2022年9月16日 11:00 ]

大相撲秋場所6日目 ( 2022年9月16日    東京・両国国技館 )

<秋場所6日目>白猿(左)を突き出しで破る須山(撮影・郡司 修)
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 現役東大生の序二段・須山(24=木瀬部屋)が白猿(17=立浪部屋)を突き出して2勝目を挙げた。

 立ち合いカチ上げ気味に胸から当たって一気に突っ張って前に出て相手に何もさせず2秒3の完勝。「立ち合いしっかり当たれていた」と納得の内容だった。

 相手の白猿は体重69キロの小兵で、二番相撲では謙豊との170キロ差対決を制して一躍注目を浴びていた。須山はいつも通り事前に相手の動画を見て研究し「横の動きに警戒しつつ一気に前に出ようと思ってました」と“予習”を生かした。

 部屋の兄弟子・宇良が4日目に幕内で20年ぶりとなる「伝え反り」の大技を決めた。業師への憧れについては「あるけど、今の段階では前に出る力をつけることが大事かなと思っています」。宇良のように、まずは前に出る圧力を身につけていくつもりだ。

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