成年女子板飛び込み 三上が大技決め自己ベストV とちぎ国体

[ 2022年9月16日 05:20 ]

栃木国体・飛び込み 成年女子板飛び込みの表彰式で写真に納まる(左から)2位の栃木・榎本遼香、優勝の鳥取・三上紗也可、3位の群馬・近藤花菜
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 第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」は15日、日環アリーナ栃木ほかで行われ、成年女子板飛び込み決勝で世界選手権代表の三上紗也可(21=日体大)が自己ベストの377・85点で優勝した。地元栃木県代表の榎本遼香(26=栃木県スポーツ協会)が320・00点で2位に入り、金戸凜(19=セントラルスポーツ)は4本目の失敗ジャンプが響き287・90点で4位。馬淵優佳(27=ミキハウス)は285・60点で5位だった。

 最終5本目のジャンプで三上が大技5154B(前宙返り2回半2回ひねりえび型)を美しく決めた。合計点を自己ベストの377・85点にまで伸ばし、2位に50点以上の差をつける圧勝。今季最終戦を3年ぶり3度目の優勝で締め「優勝しかないと思っていた。ホッとしている」と胸をなでおろした。来夏の世界選手権(福岡)は個人、シンクロの2種目でメダルを目指す。今後は指先の美しさなどを求めて、練習にクラシックバレエや空手を取り入れる方針だ。

 《寺内はシンクロ優先、来夏へ方針》6度の五輪出場を誇る寺内健(42=ミキハウス)が来夏の世界選手権に向けて個人種目よりもシンクロ種目を優先する方針を固めた。担当コーチの馬淵崇英氏(58)が「(寺内は)福岡に向けてトレーニングをしている。どちらかというとシンクロ優先」と明かした。寺内は昨夏の東京五輪は2種目に出場し、板飛び込みは決勝に進出して12位。坂井丞(30=ミキハウス)と組んだシンクロ板飛び込みは5位入賞した。

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2022年9月16日のニュース