14歳の張本美和がU18代表選考会で4戦全勝発進 世界ユース代表へ「挑戦者の気持ちで」

[ 2022年9月16日 18:26 ]

<世界ユース卓球選手権日本代表選考会>U-18女子グループリーグ戦で力強いバックハンドショットを放つ張本美和 
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 卓球の世界ユース選手権(12月4~11日、チュニジア・チュニス)日本代表選考会は16日、U―18のグループリーグがスタートし、女子は14歳の張本美和(木下アカデミー)が4戦4勝と好発進した。

 初戦の白山亜美(明徳義塾高)の第1ゲームを3―11で落とした張本だが、その後はしっかり修正。白山を3―1で下すと、2戦目は赤江夏星(香ケ丘リベルテ高)に3―1で勝ち、3戦目の植田杏(ミキハウスJSC)戦、4戦目は小塩悠菜(星槎中)戦はともに3―0のストレート勝ちと、実力を見せつけた。

 「最初の試合は“もっと調子を上げなくちゃ”と思って、気持ちを高めるように自分から声を出した。それ以降は競ったこともあったけど、自分のプレーを出せたので良かったです」

 昨年の世界ユース選手権でU―15女子シングルス、同ダブルス、混合ダブルス、女子団体の4冠を達成し、今回は“飛び級”でU―18に挑戦する。国内のジュニア世代から追われる立場だが、張本は「年上の高校生と対戦する時もそうだけど、中学生との試合でも挑戦する気持ち」と強調した。

 8月の世界ツアー、コンテンダー・チュニスでは兄・智和と組んだ混合ダブルスで優勝、女子シングルスでは決勝で張瑞(中国)に3―4で敗れたものの、準優勝し、大きな自信をつけた。兄・智和は13歳で世界ユースの前身の世界ジュニアで優勝。兄の背中を追う妹は「もちろん世界でユースでも優勝を目指すけど、まずは代表選考会で1番になること。残りのリーグ戦も準決勝、決勝も挑戦者の気持ちで戦い、しっかり勝ちたい」と意気込んだ。

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2022年9月16日のニュース