「常勝」関学大を止めるのはどこだ 9月1日開幕の関西学生アメフト1部会見

[ 2022年8月29日 17:24 ]

記者発表会見に出席した関西学生アメフト1部8大学の監督
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 9月1日に開幕する関西学生アメリカンフットボール1部リーグの記者発表会見が29日、大阪市内のホテルであった。会見には、1部8大学の監督が集結。新シーズンへ向けて、抱負と意気込みを口にした。

 今季は3年ぶりにリーグ戦が復活し、全試合有観客で開催されることが決定。甲子園ボウルに6年連続出場する関学大の1強時代が続いており、「ストップ・ザ・ブルー」の出現が優勝争いを盛り上げるのは間違いない。

 対抗馬の筆頭に目されるのは、13年ぶりの聖地を狙う関大だ。春のシーズンでは法大、早大と昨年、一昨年の甲子園ボウル出場校を撃破。「関関戦」でも、宿敵と7―7のドローに持ち込んだ。磯和雅敏監督は「今年はオフェンスとディフェンスのバランスが取れたチーム。弱くはない、と思います」と控えめな表現に自信をにじませる。QB須田啓太(2年)が一皮むければ、OLが強いだけに面白い。

 もちろん、ここ数年、あと一歩で聖地を逃してきた立命大も、捲土重来を期す。就任1年目の藤田直孝監督は「うちは6年間、甲子園ボウルに出ていないので、挑戦者に徹することができるのが強み」とコメント。相変わらず各ポジションにタレントが多く、潜在能力はリーグ随一だ。

 受けて立つ関学大は、8月中旬に広島県内で3年ぶりとなる合宿を実施。6月下旬のコロナ禍でチーム内に30人を超える感染者が出たものの、ようやく戦う態勢が整ってきた。大村和輝監督は「今年はそんなに強いチームではない」と謙遜しながら、「戦いながら完成度を上げていく形になるのでは」と話す。

 シーズンは9月1日の立命大―京大戦で開幕。1枚しかない全日本大学選手権出場切符を懸けて、熱き戦いが始まる。

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2022年8月29日のニュース