NBAネッツが渡辺雄太と契約 開幕2戦目で古巣ラプターズ 9戦目でウィザーズと対戦

[ 2022年8月29日 09:44 ]

ネッツと契約した渡辺雄太(AP)
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 ニューヨーク市のブルックリンに本拠を置いているNBAネッツは28日、ラプターズからFAになっていた渡辺雄太(27)と契約したと発表。渡辺本人は「あくまで無保証のキャンプ契約です」とツイートしているが、NBAデビューを果たしたグリズリーズを含めてこれが3つ目の在籍球団となった。

 渡辺は2018年にグリズリーズで日本選手として2人目のNBAデビューを果たしたが、開幕前のサマーリーグではネッツの一員としてプレー。NBA通算では121試合に出場し、平均3・8得点、2・5リバウンド、フィールドゴール(FG)成功率40・9%、3点シュートの成功率35・2%という成績を残していた。

 ラプターズ2シーズン目となった昨季は38試合に出場(先発4試合)。4・3得点、2・4リバウンドをマークしたがシーズン後半での出番は減少していた。

 ネッツは昨季44勝38敗で東地区全体の7位。プレーオフでは1回戦でセルティクスに4戦全敗で敗退していた。

 しかしウォリアーズ時代にチームを2度王者に導いたケビン・デュラント(33)が放出志願を取り下げて残留し、チームにはカイリー・アービング(30)、ベン・シモンズ(26)、ブレイク・グリフィン(33)といったドラフト全体トップ指名選手が3人在籍。大手ブックメーカー、ウィリアム・ヒル社はネッツの今季優勝オッズを全体6番目の8・5倍に設定(1位はセルティクスの5・0倍)している。

 現時点でのネッツの選手保有人数は渡辺で17人目。開幕ロースター枠の15人(ベンチ枠は13人)のうち10~11人はパティー・ミルズ(34)、ジョー・ハリス(30)、T・J・ウォーレン(28)、セス・カリー(32)、ラマーカス・オルドリッジ(37=未契約)らを含む実績のあるベテランが占めると予想されており、残り4~5枠を6人もしくは7人で争う状況となっている。

 なおネッツは10月9日の開幕戦でペリカンズと顔を合わせ、2戦目は渡辺が過去2シーズン在籍したラプターズと対戦。また八村塁(24)が在籍するウィザーズとは9戦目となる11月4日(ワシントンDC)のほか、11月30日(ブルックリン)、12月12日(ワシントンDC)、2月4日(ブルックリン)に対戦するスケジュールとなっている。

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2022年8月29日のニュース