平戸海 同じ長崎出身の師匠・境川親方の還暦祝いに新入幕「2ケタ目指す」11月のご当所場所への弾みに

[ 2022年8月29日 14:50 ]

新入幕を果たし、会見を行った平戸海(右)と師匠の境川親方(日本相撲協会提供)
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 大相撲秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)の新番付が29日発表され、新入幕した平戸海(22=境川部屋)がオンライン会見に臨んだ。

 16年春場所での初土俵から6年半での新入幕。「ここまで上がれると思っていなかった。うれしいです」と語る一方、所要6年半での新入幕については「長く感じた」。元大関・豪栄道(現武隈親方)や妙義龍、佐田の海らを輩出した境川部屋での充実した力士人生を物語るような実感だった。

 同じ長崎県出身の師匠・境川親方(元小結・両国)が先月30日、60歳の誕生日を迎えた。還暦を自身の昇進で祝福し、師匠からは「うれしさと心配事と。次は三役と欲を持って取り組んでもらいたい」とさらなる発奮をうながされた。

 1メートル78、139キロの小柄ながら、決して引かない押し相撲が持ち味。「自分に技はできない。死ぬ気でいくくらい、引いたら負けと思ってとっている」。先場所、東十両8枚目から10勝での入幕は異例といえる番付運にも恵まれた。「2ケタ目指して頑張っていきたい」と11月のご当所・九州場所での凱旋へ、弾みになる15日間とする。

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