ブラジル出身の元関脇・魁聖引退 年寄「友綱」襲名

[ 2022年8月29日 13:51 ]

 日本相撲協会は29日、元関脇・魁聖(36)=本名・菅野リカルド、大島部屋の引退、年寄「友綱」襲名を発表した。

 ブラジル・サンパウロ出身の魁聖は元力士にスカウトされ、元関脇・魁輝が師匠の友綱部屋に入門。2006年秋場所で初土俵を踏んだ。2010年名古屋場所で新十両に昇進。2011年技量審査場所で新入幕を果たした。1メートル93、190キロの体格を生かした右四つの形で活躍。16年夏から小結、関脇を3場所、幕内も通で算60場所務めた。しかし、最近は腰を悪化させて思うような相撲が取れなくなり、2021年名古屋場所から7場所連続で負け越し。名古屋場所も東十両11枚目で5勝10敗に終わり、この日発表された秋場所の新番付では東幕下筆頭に番付を下げた。2014年11月に日本国籍を取得し、今後は友綱親方として後進の指導にあたる。通算590勝592敗37休。敢闘賞3回。

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2022年8月29日のニュース