新関脇・豊昇龍「目標に近づいてきた」偉大な叔父・朝青龍を追いかけ「てっぺん目指して頑張ります」

[ 2022年8月29日 12:57 ]

新関脇に昇進し、会見で笑顔を見せる豊昇龍(日本相撲協会提供)
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 大相撲秋場所(9月11日初日、東京・両国国技館)の新番付が29日、発表され、新関脇に昇進した豊昇龍(23=立浪部屋)がオンライン会見を行った。

 新小結から3場所連続勝ち越しての関脇昇進。「信じられなかったけど、上がって本当にうれしいです」と喜びを表した。番付を一つ上げ「自分の目標にちょっとずつ近づいてきた」と関脇の地位を実感。その「目標」については「秘密にしておきます」と笑ったが、おそらく横綱のことだろう。長期的な目標を問われると「てっぺん目指して頑張ります」と見据えていた。

 叔父の元横綱・朝青龍は新関脇から4場所で大関、その後3場所で横綱まで上り詰めた。「叔父さんは凄い人なので、まだまだ比べるのは早いと思います」と敬意を払う。夏巡業の取組では、制限時間いっぱいでまわしをたたいて気合を入れる動作のモノマネを披露。「巡業部副部長の九重親方(元大関・千代大海)に“お客さんを盛り上げてくれ”と頼まれたので」と苦笑いしながらも「もっと(番付が)上がったらやろうかな」と、横綱昇進で受け継ぐことへ期待を持たせた。

 上を目指していく中で、関脇の地位は通過点。「ここで止まってはいけないという気持ちもある。次の番付があるのでそこに頑張っていきたい」と、偉大な叔父の背中を追いかけていく。

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