宇野昌磨、スケートと「大人の向き合い方を」新ルールにも言及 ミズノイベントに参加

[ 2022年6月29日 20:11 ]

ミズノのイベントに参加した宇野(提供写真)
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 フィギュアスケート男子で平昌、北京五輪連続メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)が29日、都内でブランドアンバサダーを務めるミズノのイベントに出席した。ファンとの対面でのイベントで有意義な時間を過ごした。

 イベント後の代表取材では、来季に向けて「昨シーズンの良い結果にとらわれず、自分がやりたいこと、成長するにはどうするかに気持ちを向けて毎日取り組んでいきたい」と語った。現在24歳で「自分が現役生活送る上で、年齢もベテランの域に近づいていく」と自覚。「いつまでも若くはない。1年間ずっと100%はケガのリスクもついてくる。スケートとの向き合い方も大人の向き合い方をしないといけない」と語り「現役生活をより長く続けるためにも、先輩たちを見習って自分に合った練習を見つけたい」と語った。

 来季のルール改正についても言及。「大きな変化はない」とし「シニアの男子はジャンプが一番の得点源を占めると思う」と率直な印象を語った。前向きで踏み切るアクセルを連続技の後半に跳ぶと基礎点0・8倍だったが、来季から1・0倍に。「コンビネーションでアクセルが使えるようになった。シニアのトップなら全員がやってくるものだと思います」と話した。

 昨季は連続技の後半に3回転ループをつける練習をしていたが、「アクセルの方が得意なのでラッキーという気持ち」と歓迎。全選手が試行錯誤していくだけに「あっ、その手があったかという選手が現れると思う。皆さんを見ながら自分に取り入れられそうな部分を取り入れたら」と謙虚に語った。

 挑戦中の4回転ルッツについて問われると「ルッツは頑張ってるんですけど…。僕は4回転のつもりで、見据えて練習している。見ている人から、いやいやいやと鼻で笑われます。僕がスケート引退するのが先かルッツがマシになるのが先か、どっこいどっこいだと思います」と苦笑いで明かした。

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