【陸上】3000m障害・三浦龍司、独走連覇で世界切符「個人的にはまずまず」 

[ 2022年6月11日 17:50 ]

陸上・日本選手権第3日 ( 2022年6月11日    ヤンマースタジアム長居 )

<陸上日本選手権第3日>男子3000メートル障害で優勝した三浦(撮影・坂田 高浩)
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 男子3000メートル障害決勝で東京五輪7位入賞の三浦龍司(順大)が8分14秒47で連覇し、7月の世界選手権(米国オレゴン州)の代表に決まった。20年の順大入学以来、同種目で国内選手に敗れておらず、今季は5月のセイコー・ゴールデングランプリに続き2戦目で実力を見せつけた。

 序盤から積極的なレースで先頭に立つと、1000メートルを過ぎて荻野太成(旭化成)との争いに。2000メートルで独走態勢を築くと、圧勝でフィニッシュした。「ちゃんと勝ち切ることができた。個人的にはまずまず」とし、世界選手権に向けては「五輪の時のように積極的にどんどん(世界のライバルに)肩を並べるつもりでやっていきたい」と意気込んだ。

 世界を見据え、今季は専門外の1500メートル、5000メートルにも果敢に挑戦してきた。4月の金栗記念では1500メートル3分36秒59の日本歴代2位の好タイムで優勝。5000メートルでは織田記念、関東学生対校選手権を制している。スピードに手応えをつかんでおり「ギアの段数が増えた。どんどんレベルアップしている」と実感。進化を遂げた三浦が、初の世界選手権に挑む。

 ◇三浦龍司(みうら・りゅうじ) 2002年(平14)2月11日生まれ、島根県浜田市出身の20歳。小学1年から陸上クラブで競技を始めた。京都・洛南高では19年全国高校総体3000メートル障害2位。21年に同種目の日本新記録を3試合連続で塗り替えた。20年の箱根駅伝予選会で大迫傑のハーフマラソンU20最高記録を6秒更新。デビュー戦の21年大会は1区で区間10位、22年は2区で区間11位。1メートル67、55キロ。

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2022年6月11日のニュース