工藤遥加 家族の力で2位浮上 父・公康氏からアドバイス

[ 2022年6月11日 04:30 ]

女子ゴルフツアー 宮里藍サントリー・レディース ( 2022年6月10日    兵庫県 六甲国際GC=6527ヤード、パー72 )

9番、アプローチを放つ工藤遥加(撮影・井垣 忠夫)
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 4位で出た工藤遥加(29=フリー)が69で回り、通算7アンダーで3打差の2位に浮上した。プロ野球ソフトバンク元監督の公康氏(59)のアドバイスを生かし、勢いに乗った。藤田さいき(36=チェリーゴルフ)が68の通算10アンダーで、単独トップ。小祝さくら(24=ニトリ)が69の通算6アンダーで4位につけている。

 家族の力を支えに優勝争いに絡んできた。今季予選会からツアーに出場している工藤が、昨年のスタンレー・レディース3日目以来となる最終組に入った。

 「昨日よりピンの位置が振ってある中で、3アンダーで回れたのは良かったです」。今季からコーチを務める父・公康氏=写真=のアドバイスで持ち球をドローに変えた。飛距離が238ヤードから250ヤードにアップし方向性も安定。「気合で真っすぐいかせようとしています」と笑う。父からは「自分が今、できることをやらないと。完璧主義よりは最善主義」とコースマネジメントの指導を受けている。

 その教えを生かし、今週は刻むところと、攻めるところのメリハリをつけプレー。4番パー5では3打目を1・5メートルにつけバーディーを奪うなど69とスコアをまとめた。

 今季から塾の英語講師をしている弟・拓也さんをキャディーに起用している。「私は緊張するタイプなので、たわいもない話をたくさんして、和ませてもらっています。食事も誰と行こうかとか考えなくていいので楽です」と感謝していた。 

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