実家からマイカー通勤の時松隆光が3打差2位！好調の秘訣は車中のイメトレ

男子ゴルフツアーASO飯塚チャレンジド第3日 （ 2022年6月11日    福岡県・麻生飯塚GC（6809ヤード、パー72） ）

最終18番、ギャラリーの声援に応える時松隆光
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　「マイカー通勤」の時松隆光（28）が着実にスコアを伸ばして通算16アンダー。首位に3打差の2位で最終日を迎える。今週は福岡・那珂川市にある実家が拠点。麻生飯塚GCまでは車で約1時間の距離だ。「飯塚市内に泊まることも考えたんですが、たまには長距離運転で色々考えながらですね…眠くなったりするのも気を付けながら」と笑った。

　ところが、この「通勤」が貴重な時間となっている。音楽もかけず無音の車内。無心でハンドルを握るが、頭の中は「打ち方のイメージはしてます。課題を決めてアドレスを考えたり、それをやり通します」。実家に帰れば食事も用意され、洗濯もしてもらえる。車に乗れば、自分だけの世界に没頭し、イメージトレーニングが出来る。最高の「実家暮らし」が好結果につながっている。

　この日は朝から雨。時松はあと30分でコースに到着する車中で「スタートの2時間遅れ」を伝え聞いた。「車の中で横になり（スイングについて）じっくり考えることができました」と話す。ムービングデーも5バーディー、ボギーなしの安定感を継続。車中の「イメトレ」は効果テキメンだった。

　父が時松よりも早く実家を出てコースに向かうなど、地元の期待は大きい。18年関西オープン以来の4年ぶりのツアーV、そして新規大会の初代王者へ。「地元ですし、頑張りたい気持ちは強いです」。最終日も勝負は朝の通勤から。いざ決戦の舞台に向け、時松は頭に理想のスイングをイメージしながらハンドルを握る。