ウォリアーズが雪辱して2勝2敗 カリーが43得点 ファイナル4戦の3P成功率は49%

[ 2022年6月11日 12:40 ]

第4Qに3点シュートを決めて雄叫びをあげるウォリアーズのカリー(AP)
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 今季のNBA王者を決める「ファイナル(FINALS)」の第4戦が10日、マサチューセッツ州ボストンで行われ、ウォリアーズ(西地区)が地元のセルティクス(東地区)を107―97(前半49―54)で下して2勝2敗。いったん失ったホーム・アドバンテージを取り戻した。

 ステフィン・カリー(34)は第3戦の終了間際に左脚を痛めていたがこの日も先発。41分出場して3点シュートを14本中7本成功させ、ファイナルでは自身2番目に多い43得点と10リバウンド、4アシストをマークした。

 カリーのレギュラーシーズンでの3点シュート成功率は、5試合のみの出場だった2019年シーズンを除くと初めて40%を下回っていたが(38・0%)、今ファイナルでは51本中25本を成功。成功率は驚異的な49・0%に上昇している。

 アンドリュー・ウィギンス(27)も17得点とプレーオフ自身最多の16リバウンド、クレイ・トンプソン(32)も18得点を記録。79―78で始まった第4Qは序盤で3度同点となったあと4分すぎに一時5点を追う展開となったが、7分5秒からの3分13秒間で、カリーやトンプソンの3点シュートなどで連続10点を奪って試合をひっくり返した。

 第3戦まで第4Qはすべてセルティクスよりスコアが少なく計47―103と大差がついていたが、第4戦の第4Qは28―19と初めてリード。カリーがファイナルで30得点以上をマークしたのは通算13回目となり、コービー・ブライアント(元レイカーズ)と並んで歴代4位となった。

 セルティクスではジェイソン・テータム(24)が23得点、11リバウンド、6アシスト、ジェイレン・ブラウン(25)が21得点、マーカス・スマート(28)が18得点を稼いだものの、第4Q序盤で3度リードを奪いながら中盤以降で失速。チーム・リバウンド総数で42―55(オフェンスは11―16)と下回って流れを変えることができなかった。

 <ファイナルの結果と日程>
 ▼第1戦=〇セルティクス120―108●ウォリアーズ
 ▼第2戦=〇ウォリアーズ107―88●セルティクス
 ▼第3戦=〇セルティクス116―100●ウォリアーズ
 ▼第4戦=〇ウォリアーズ107―97●セルティクス
 ▼第5戦=13日(サンフランシスコ)
 ▼第6戦=16日(ボストン)
 ▼第7戦=19日(サンフランシスコ)
 *日付は米国時間

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