宮里優作、首位タイ ケガの功名で力み消え63 前週はぎっくり腰で棄権

[ 2022年6月10日 05:20 ]

男子ゴルフツアー ASO飯塚チャレンジド 第1日 ( 2022年6月9日    福岡県 麻生飯塚GC=6809ヤード、パー72 )

17番でティーショットを放つ宮里(撮影・上田 章博)
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 17年賞金王の宮里優作(41=フリー)が1イーグル、7バーディー、ボギーなしの63で回り、9アンダーで首位に立った。前週のBMW日本ツアー選手権森ビル杯は腰痛で2日目に棄権。ぶっつけ本番となったが、スタンスをリニューアルしたパットがことごとく決まった。池村寛世(26=ディライトワークス)が9アンダーで首位に並んだ。

 誰よりも驚いたのが宮里本人だった。「どうしちゃったんだろ?まだこわごわ振ってるのに」。前週はぎっくり腰を患い、2日目で棄権。患部にはまだ張りも残る。だがこれもケガの功名か、程よく力みが消え、前半の17番から4連続バーディー、直後の3番でもイーグル。9アンダーでの好発進に笑いが止まらなかった。

 パターがことごとく決まった。今週から「よりタッチが出るように」と両足をくっつけ、左足をやや下げるショートスタンスに変更したことが奏功。出だしの10番で7メートルを沈めるなどミドルパットが次々と決まる。第2打を左に引っかけた4番も約10メートルを沈め、ナイスパー。唯一のピンチを切り抜けた。

 安静を余儀なくされた週末、自宅でこっそりパターを握った。「パパ、駄目だよって子供に怒られました」と笑うが、新スタンスに好感触を得た。練習ラウンドも回避した中で「キャディーの言う通りにしか打ちませんでした(笑い)。6割ぐらいで振ってる感じが曲がらず、いい力感になっている」。力みの抜けた17年賞金王が好発進した。

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2022年6月10日のニュース