【陸上】田中希実 女子1500でまず1冠、世界選手権代表に内定「楽しめるレースができれば」

[ 2022年6月10日 19:59 ]

陸上・日本選手権第2日 ( 2022年6月10日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )

<第106回陸上日本選手権第2日>女子1500メートル決勝で優勝した田中希実(撮影・坂田 高浩)
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 女子1500メートル決勝が行われ、東京五輪8位入賞の田中希実(22=豊田自動織機)が4分11秒83で3連覇を飾り世界選手権代表に内定した。

 レースは田中がスタート直後は前をうかがい、残り2周で緩んだペースとなり先頭に押し出される形となった。残り1周にかけてペースが上げてリードを広げると、最後の1周は独走状態となってフィニッシュした。

 田中はレース後「凄くホッとしている。位置取りが最初うまくできなくて気持ち的には焦ったが余裕を持ちながら集中して走り抜けることができた。世界(レベル)のラストに対応できるような、ラスト1周を意識した。今回競り合う形になった時に勝ち切れたかは分からない。最後1人(独走)になった時には自分のリズムを失わずに走り切れたので、世界のレースでも出していけるようにしたい」といい、世界選手権に向けては「1500メートルの(出場の)権利を撮ることが出来たので、それを無駄にせずオリンピックとは別の舞台になるが、オリンピックの自分にも恥じないような、楽しめるレースができればいい」と意気込みを見せた。

 今大会では1500メートルに加え、800メートルと5000メートルにもエントリーしている。

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