レメキ「シピタウの練習やりすぎて」声枯れる ラグビーチャリティーマッチへ伝統的舞踊も調整

[ 2022年6月10日 16:12 ]

<チャリティーマッチ前日練習>積極的にコミュニケーションを取るトンガサムライフィフティーンのレメキ
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 今年1月に大規模噴火と津波に見舞われたトンガの被災者と被災地の復興支援を目的としたラグビーのチャリティーマッチは、11日に秩父宮で開催される。10日には、リーグワンでプレーするトンガ出身選手を中心に編成された「トンガサムライフィフティーン」が同会場で前日練習を公開。10番で先発するSOレメキ・ロマノラヴァ(33=東葛)は、日本代表予備軍との一戦へ「良い試合になると思う。絶対に勝つ」と意気込んだ。

 練習後の囲み取材。レメキの声は枯れていた。「(トンガの伝統的舞踊)シピタウの練習やりすぎて。毎日やってる。朝も夜も」。トンガ代表によるキックオフ前恒例の踊りをチャリティーマッチでも披露するため、チームで予行演習してきたという。両親はトンガ出身だが、レメキはニュージーランド生まれで、14年に日本国籍を取得したこともあり「(シピタウを踊る機会は)なかった。初めて」と笑顔。この日も、グラウンドで大声を出して本番に備えた。

 今月5日から高知県内で合宿を行い、9日から都内で調整。短期間だが「めっちゃ、めちゃ良い雰囲気。楽しい。しっかり、きつい練習してきた」と充実した表情を見せた。

 チャリティーマッチではトンガへの思いを胸に、日本代表予備軍で構成される「エマージングブロッサムズ」と戦う。チームのテーマは「感謝」。レメキは「家族がトンガにいる選手もいる。みんなの分まで責任がある」と言葉に思いを込めた。

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