前澤さん応援して!セーリング女子東京五輪代表ペアが必死の訴え「ぜひサポートして」

[ 2022年6月10日 19:32 ]

パリ五輪挑戦表明会見に臨んだ(左から)高橋稜、山崎アンナ、高野芹奈、森嶋ティモシー
Photo By スポニチ

 前澤さん、ぜひ応援して!セーリングの女子49erFX級で、昨夏の東京五輪18位の山崎アンナ(ナブテスコ)・高野芹奈(せな、関大)組が10日、東京都内でパリ五輪挑戦表明会見に臨み、新規スポンサーの獲得に奔走していることを明かした。東京五輪までは化粧品メーカーのノエビア社の支援を受けたが、五輪を終えて契約も終了。現在は満足に活動もできない状態で、高野は「資金面で(東京五輪前は)かなり順風満帆だったが、スポンサーとお別れして、今はほぼゼロ。状況は過酷だが、泣いたり笑ったりしながら目標を見失わずに活動している」と話した。

 必要な年間活動費は遠征費やコーチ費、食費など約2000万円。これに加えて新艇購入費として約1000万円(2艇分)、練習レースなどで使用する中古艇購入費約350万円も必要だという。これまでに国内企業約40社に支援を求めたが、集まったのは計20万円ほど。インスタグラムのダイレクトメッセージを利用し、ジョニー・デップやレオナルド・ディカプリオ、アリアナ・グランデら世界のセレブにも支援を求めているが、残念ながら反応がない状況だ。

 そしてダイレクトメッセージを送った1人が、ZOZO(ゾゾ)創業者で実業家の前澤友作氏だ。昨年は日本の民間人として初めて国際宇宙ステーション(ISS)に滞在し、お正月には総額10億円のお年玉配りを行うなど、何かと話題の日本を代表するセレブだが、残念ながらメッセージは「既読にもならない」(高野)という。高野は3回目、“チーム・アンセナ”としては2回目の五輪へ、「夢を追い掛けるという点は(前澤氏と)一緒。ぜひサポートしていただきたい」と声をそろえて訴えた。

 男子49er級で新たなペアを組んでパリ五輪へ挑戦する高橋稜・森嶋ティモシー組も、会見に出席。2人も現在は支援企業がない状況だが、高橋は「絶対にこのペアで金メダルを獲れると思うので、ぜひ応援してほしい」と呼びかけた。

続きを表示

2022年6月10日のニュース