【陸上】桐生は見せ場なく6位「ちょっと疲れました」 東京五輪後に精神面で苦しみ

[ 2022年6月10日 21:33 ]

陸上・日本選手権第2日 ( 2022年6月10日    大阪・ヤンマースタジアム長居 )

<第106回陸上日本選手権第2日>男子100メートル決勝で、6位だった桐生(撮影・坂田 高浩)
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 男子100メートル決勝が行われ、元日本記録保持者の桐生祥秀(日本生命)は10秒27で6位に終わった。

 見せ場がないままフィニッシュ。レース後の取材では「今の自分の走りでやれることはやれた」とサバサバした表情で振り返った。4月24日の出雲陸上で右太腿裏を負傷し、そこから調整して迎えた今大会。結果を残せたなかった中で、東京五輪を終えてから精神面で難しさがあったことを明かした。

 「東京が終わってから、何をやりたいんだというのがないままシーズンインして。このままじゃいけないなと思いつつも…。ちょっと疲れました。ちゃんとした目標を掲げないと…。日本人初の9秒台という紹介のされ方って、自分としてはベストタイムを出して更新したいけど。でも、それがあるから桐生祥秀はあまり忘れられない」

 胸の内の葛藤を口にした桐生。今後に向けては「試合を休むか練習するかは分からないけど、もちろんプロとしてお金をもらっている以上は試合に出ないといけない。ちょっと考えたいなと思います」と話した。

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2022年6月10日のニュース