高梨沙羅 2大会連続表彰台逃し涙声「申し訳ない気持ちでいっぱい」 悔しさは7日混合団体で晴らす

[ 2022年2月5日 23:14 ]

北京五輪第2日・女子個人ノーマルヒル ( 2022年2月5日    国家ジャンプセンター )

女子個人ノーマルヒルで4位に終わり、チーム関係者と抱き合う高梨沙羅(共同)
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 北京五輪ノルディックスキー・ジャンプの女子個人ノーマルヒルは5日、張家口の国家ジャンプセンターで行われ、女子のエース高梨沙羅(25=クラレ)が1回目98・5メートルで全体5位、2回目は100メートルの大ジャンプで挽回したが、2大会連続の表彰台には届かず4位となった。

 高梨は勝負の2回目、金メダルのボガタイ(スロベニア)に並ぶ最長不倒の100メートルをマーク。しかし飛型点が伸び悩み、メダルにはあと一歩及ばなかった。

 「今まで戦ってきたみんなとここに立つことができてうれしい気持ちもあるし、表彰台に上られた選手の皆さんには本当におめでとうという気持ちでいっぱい。すごくいろんな感情が自分の中で混沌としていて、言葉にするのはとても難しい」と現在の胸中を語った高梨。「この4年間でたくさんの方々に支えていただいて、そのサポートのお陰でジャンプをすることができた。結果を出すことができず、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」と周囲への感謝と心残りを口にした。

 銅メダルを獲得した18年平昌五輪からの4年間を振り返り、「良い時もあれば悪い時もあった山あり谷ありな4年間。その中でもたくさんの経験をさせてもらいましたし、何よりたくさんの方々に応援、期待をいただいていたので、そのお陰で走り続けられていた自分もいて、その恩返しができなかったのが一番悔やまれます」と声を詰まらせながらも率直な気持ちを明かした高梨。

 個人種目での挑戦は終わったが、7日には今大会から採用された混合団体が控える。「まだまだ試合が続くので、あさってに向けてしっかり調整をして臨みたいと思います」と前を向いた。

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