凄いぞスマイルジャパン 開幕2連勝で五輪初の決勝T進出へ王手!デンマークに6―2完勝

[ 2022年2月5日 19:44 ]

北京五輪アイスホッケー女子1次リーグB組   日本6―2デンマーク ( 2022年2月5日    北京 )

<北京五輪女子アイスホッケー1次リーグB組>デンマーク戦でゴールが決まり喜ぶ日本代表「スマイルジャパン」の選手たち(ロイター)

 世界ランキング6位のアイスホッケー女子日本代表「スマイルジャパン」は5日、北京五輪1次リーグB組第2戦で同11ランキング位のデンマークと対戦。6―2の完勝で2連勝を飾り、史上初の決勝トーナメント進出へ“王手”をかけた。

 3大会連続出場4回目の出場となる日本は、五輪では初対戦のデンマークと激突。国際大会での対戦成績は日本が7勝1敗と好成績を残していた。

 初戦で白星発進を飾り勢いに乗る日本は第1ピリオドから相手を圧倒。10分にDF山下光がフリーで抜け出し、鋭いフェイントで相手GKをかわし先制ゴール。2分後にはFW床秦留可が相手DFを背負いながらもゴール前まで進み、GKの股を抜くシュートを放ち追加点。さらに2分後にもFW浮田留衣が2試合連続ゴールとなる追加点を決め、3―0とリードを広げた。

 第2ピリオドではDF床亜矢可が豪快なロングシュートを決め、20歳のFW志賀紅音にも五輪初得点が生まれ5―1。第3ピリオドにもFW米山知奈が追加点を決めるなどの完勝で開幕2連勝。史上初の決勝トーナメント進出はもちろん、目標である「首位通過」も現実味を帯びてきた。

 日本は第3戦で同ランキング20位の中国(6日)、第4戦は同ランキング7位のチェコ(8日)と対戦する。

 <過去3大会は全て決勝トーナメントに進めず>日本は過去3大会全て1次リーグ敗退。初出場の1988年長野五輪、2014年ソチ五輪は1勝も出来ず。前回2018年平昌五輪では南北合同チームから歴史的初勝利を飾るも、決勝トーナメントには進めなかった。

 ▽アイスホッケー 長さ60メートル、幅30メートルのリンクでスティックを使って円形パックをゴールに入れ合う。同時にプレーできるのは1チーム6人までで、フォワード(FW)3人、ディフェンス(DF)2人、ゴールキーパー(GK)1人が基本。選手はヘルメットや頑丈な防具を着けるが、高速で飛んでくる硬いパックにさらされるGKの防具やスティックはフィールドプレーヤーのものより大きい。プレー中は自由に選手交代ができ、1、2分ほどで目まぐるしく入れ替わる。試合時間は1ピリオド20分の3ピリオド制。ピリオド間に15分の休憩を挟む。女子は基本的には激しいボディーチェック(体当たり)が禁止。危険防止のため反則の種類も多く、その重さによってマイナーペナルティー(退場2分)、メジャーペナルティー(退場5分)などを科され、ペナルティーボックスに収容される。退場の間は人数が多くなったチームが得点チャンスとなる。

 ▼北京五輪女子1次リーグ 出場10チームによる1次リーグは世界ランキングにより5チームずつA、Bの2組に分けて、1回戦総当たりの勝ち点制で実施。A組の全チームとB組の上位3チームが準々決勝へ進み、B組下位2チームが予選敗退となる。日本は開幕2連勝を飾り勝ち点6。同組のチェコも2連勝を飾っており、日本は残り2戦のうち1勝でもすれば自力での決勝トーナメント進出が確定する。

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