リーグワン神戸　モエアキオラが「喜び」のトライ決める　母国トンガに住む家族の無事を確認

ラグビー・リーグワン神戸のモエアキオラ
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　ラグビーリーグワン・神戸（旧神戸製鋼）のWTBアタアタ・モエアキオラ（25）が新リーグ初トライを誓った。4日の公開練習後、6日の東葛戦に向けての意気込みとともに、熱い思いを口にした。

　新型コロナウイルスの影響でチームによって試合数に差があるものの、神戸はリーグ2位の14トライ、108得点を記録。だが、モエアキオラはここまで全4試合に先発出場も、トライ数は0なだけに「悔しいです。トライを取りたい」と意気込む。6日はちょうど、26歳の誕生日。バースデートライで白星を呼び込む覚悟だ。

　うれしい報告もあった。日本時間1月15日午後1時頃、南太平洋・トンガ沖で海底火山の大規模噴火が発生。母国・トンガに住む両親、妹の安否が分からず不安な毎日を過ごしていたが、ニュージーランドに住む兄を通じて無事を確認。「1日も早く元の生活になるように願っています」と母国の復興を祈った。

　新リーグ初代王者を狙うチームはここまで1勝3敗と苦戦。それでも「自分たちのラグビーを信じてやり切る」とモエアキオラ。自らの力強いプレーでチームも母国も盛り返してみせる。