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宇野、自然体の自己新105・46点で男子SP2位 先頭&コーチ不在も「自分を大きく見せようとせず」

[ 2022年2月5日 05:30 ]

北京五輪フィギュアスケート団体 ( 2022年2月4日    首都体育館 )

得点を確認し、喜ぶ宇野(前列左)
Photo By 共同

 団体戦が始まり、男子ショートプログラム(SP)では日本の宇野昌磨(24=トヨタ自動車)が自己ベストを更新する105・46点をマークし、2位となった。新型コロナウイルスの陽性反応が出たステファン・ランビエル・コーチ(36)が不在の中、初のメダル獲得を目指すチームに弾みをつけた。日本はアイスダンスのリズムダンス(RD)で7位、ペアSPで4位となり、合計20点で4位スタートとなった。

 どこまでも宇野は自然体だった。初の表彰台を目指す日本のトップバッターを託され、かつコーチ不在。重圧がかかる中でも、SPで「オーボエ協奏曲」に乗って流れるように演技を披露していく。4回転フリップ、4回転―3回転の連続トーループ、そして後半のトリプルアクセル(3回転半)とジャンプを全て成功。3季ぶりに自己ベストを更新して2位につけた。

 「凄く冷静だった。早い時間(の演技)で体の切れはなかったけど、より自分を大きく見せようとはせずに。この構成なら切れがなくても滑れると思っていたし、練習通りの気持ちで試合に挑めた」

 前日に北京で初調整し、この日の練習は現地時間で午前6時25分から。演技は同10時42分開始だった。無理に頑張ろうとせず、現状のベストを出すことを意識。常に負荷がかかっている練習時と同じ演技ができるよう、あえて疲労を残した状態で試合に挑むことがある24歳は、誰よりも自分を分かっていた。

 19年シーズン途中からコーチを務めるランビエル氏が、スイスからの出国前の先月28日に実施した新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たために不在。「ステファン・コーチがいないことで、より練習通りというか…」。そう手応えを示しつつも、存在の大きさにも改めて気付いた。

 「コーチという存在がいないと、もう一押しが出てこないのかなと。もっともっと自分が成長するためには、必要不可欠な存在」

 ランビエル氏が合流するのを北京で待つ状況ながら、まずは団体戦の先陣を切って日本のために結果を残した。「僕のやるべき責任は、久々に全うできた。みんなが気負わずに、最後まで笑顔で終わっていただけたら」。メダルへの道を照らすとともに自身が臨む個人戦にも弾みをつけた。(西海 康平)

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