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阿炎 2敗守ってトップに並んだ、初優勝あるぞ!“荒れる初場所”法則通りなら…

[ 2022年1月21日 05:30 ]

大相撲初場所12日目 ( 2022年1月20日    両国国技館 )

隆の勝(右)を攻める阿炎(撮影・郡司 修)
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 過去6年連続で初優勝力士が誕生した“荒れる初場所”が、にわかに混戦模様だ。幕内復帰2場所目の西前頭6枚目・阿炎が関脇・隆の勝を突き出して2敗を守り、優勝争いトップに並んだ。13日目は関脇・御嶽海と2敗対決に臨む。横綱・照ノ富士は土俵際で小結・明生の肩透かしに屈し、優勝争いトップは2敗の3人となった。

 気迫で圧倒した。阿炎は立ち合いのもろ手突きで隆の勝を押し込むと、2度も頭で当たって追撃。押し相撲同士の対戦を一方的に制した。この日朝、師匠の錣山親方(元関脇・寺尾)から授けられた“引かない方がいい”という忠告を実践して完勝。「自分から攻めていけたので良かった。師匠の言葉を頭に入れ、自分の相撲を取れた」と表情に充実感がにじむ。八角理事長(元横綱・北勝海)は「いい相撲。頭から低くいって魅力がある。先場所の経験もあるし、明日が大事です」と優勝争いを盛り上げるダークホースとして期待した。

 阿炎は幕内復帰した先場所も好調で終盤の大関、横綱戦に抜てきされた。14日目に照ノ富士に敗れ、逆転優勝ならず。土俵際まで追い詰めながら悔しい敗戦に「そこが自分の弱さなんだろうと気づかせてもらった」。経験を糧に精進してきた。

 2敗で優勝争いトップに並んだ今場所も14日目か、千秋楽に横綱戦が組まれる可能性は十分。雪辱の機会をつかむために、13日目の関脇・御嶽海との2敗対決は負けられない。「優勝のチャンス?そういうことは考えていない。一番一番に集中し、自分ができることを出し切るだけ」と無欲を強調する。

 最近の初場所は16年の大関・琴奨菊から6年連続で初優勝力士が誕生した。今年も盤石と思われた横綱・照ノ富士が2敗となり、風雲急を告げる状況だ。若気の至りで新型コロナのガイドラインを違反して3場所出場停止となり、一時は幕下まで転落。真剣な取り組みで再出発した27歳の努力が早くも実を結ぶかもしれない。

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