勝みなみ　初Vへ絶好2位に6差単独首位発進　苦手の大会で“4度目の正直”初の60台

女子ゴルフ　日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯第1日 （ 2021年9月9日    茨城県　静ヒルズCC＝6680ヤード、パー72 ）

17番、ティーショットを放つ勝（撮影・西尾　大助）
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　メジャー初優勝を目指す勝みなみ（23＝明治安田生命）が66をマークし単独首位に立った。ショットが好調で、2番で1・5メートル、3番で3メートルにつけて連続バーディー。8番から4連続バーディーで加速。13番は7メートルのバーディーパットを沈めた。16番で1メートルの好機を逃し、18番ではボギーを叩き失速したものの「上がり3ホール以外は完璧なゴルフだった」と胸を張った。

　日本女子プロは過去3回いずれも予選落ちと苦手にしてきた。4度目で初めて60台で回り「（日本女子プロは）コース自体が難しい。ラフが長く、グリーンもコンパクション（硬さ）があり、距離も長い。対応力を試される。でも今日はコースを攻略できた」とうなずいた。

　昨年から始めた週3回のトレーニングで平均飛距離は260ヤードに伸び、現在ランキング2位。メジャー仕様の距離の長いコースも楽に攻めることができるようになった飛ばし屋は「300ヤード台のホールはほとんど（第2打を）ウエッジで打てるし、400ヤードを超えるホールもアイアンで打てる。その強みを明日も生かしたい」と自信をにじませた。

　▼2位・菊地絵理香　ミスが少ない一日だった。惜しいパットもあったけど、いいパーセーブもあった。いいスタートが切れたので集中力を切らさず、このまま行きたい。（3連続を含む4バーディーを奪い68）

　▼42位・小祝さくら　メジャーを獲りたい気持ちで臨んでいるけど、なかなかうまくいかない。今日もイーブンで、良い出だしではないので、明日はしっかりまくれるように頑張りたい。（4バーディー、4ボギー）

　▼118位・原英莉花　前半ショットが暴れてしまった。練習と試合では体の感覚が全然違う。大きな大会の初日でこのスコアは残念。（2日目は）ガンガン行くしかない。（全英以来の実戦。78と崩れて出遅れ）