母と2人暮らしの阿部詩 得意料理はレンジで… 柔道阿部兄妹が味の素の報告会に出席

[ 2021年9月9日 16:01 ]

味の素「ビクトリープロジェクト」の活動報告会に出席した阿部一二三(前列右)、詩(同左)兄妹
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 東京五輪の柔道競技で史上初の兄妹同日金メダル獲得の快挙を達成した阿部一二三(パーク24)、詩(日体大)の兄妹が9日、東京都内で行われた味の素「ビクトリープロジェクト」東京2020オリンピック競技大会における活動報告会に出席。トークセッションで食や栄養の重要性について語った。

 2人は昨年から同社のサポートを受け、今年3月には正式に契約を締結。五輪本番へ向け、食事面を通じてコンディショニングサポートを受けてきた。減量幅の大きい一二三は、これまで減量期の練習やトレーニングが課題だったが、「練習の最後まで集中力を保てたり、トレーニングは最後まで全力でできるようになった。試合に向けて全てがうまく行き、自信が付いた」と感謝。2人は試合前夜の食事も同社から特別メニューを提供してもらい、詩は「白いご飯が苦手なので、炊き込みご飯にしてくれてありがたかった」と話した。

 話題は一家5人が同じ屋根の下で暮らしていた時代に及んだ。2人が少年・少女時代から柔道に打ち込んでいたため、家庭での食事は「品数が多くて、量も多かった。どちらかと言えば残るくらい。だから(取り合いによる)けんかはなかった」と一二三。母・愛さんの献身的なサポートがあったことを明かした。食卓に出てくる味噌汁の具の定番は「じゃがいもとたまねぎ」だったそうで、2人とも「好き」と口をそろえた。

 現在は神戸市の実家を出て、一二三は1人暮らし、詩は愛さんと2人暮らしで柔道に打ち込む。一二三は「減量中は毎日スーパーに行くくらい。主婦みたいな感じで自炊していた」といい、簡単ながら鍋料理や低温調理器を使って自炊していることを明かした。一方の詩は「私は母と一緒に生活しているので、あまりしない」とやや恥ずかしげに告白。得意料理を問われると「“スチーミー”です。肉を入れてチンするだけで作れる」と同社の人気商品を挙げて笑いを誘った。

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2021年9月9日のニュース