アイホ女子スマイルジャパン、北京五輪へ攻撃力強化「バトルが足りない」大沢主将が決意

[ 2021年9月9日 15:29 ]

アイスホッケーの女子日本代表の大沢ちほ主将
Photo By 共同

 カナダ・カルガリーでの女子世界選手権6位だった日本代表「スマイルジャパン」の飯塚祐司監督、大沢ちほ主将が9日、オンラインで会見を行った。2年ぶりの国際大会を終えて飯塚監督は「試合を重ね、チームも良い方向に向かった。成長を感じる大会だった」と振り返り、大沢主将も「試合重ねるごとにやりたいプレーができるようになった。試合ができなかった2年間積み重ねたことをチームで表現できた」と語った。

 世界選手権7試合で計12得点。課題としていた得点力も改善され、強豪の米国戦でも2得点をマークした。パックを奪取して攻撃に転じる「ラッシュ」が大一番でさく裂。それでも、大沢主将は「リバウンドを押し込む力や得点につながる場面でのバトルが私たちに足りない。チャンスをつくる力はついてきた。最後に点が取れないところのバトルを一人一人が上げていければ」と反省点を挙げた。

 既に22年北京五輪出場権を獲得しており、今後は国内合宿を中心に本番までに12試合ほどの国際大会を予定しているという。飯塚監督は「世界選手権の7試合で成長した。成長を促しながら、北京五輪に挑めるようにしたい」と語り、大沢主将も「最後の最後、点を取りたい時に取れない。点を取る力をつけていければ。スタッフ含め全員でチーム力も上げたい」と決意を新たにした。

 チームは今月3日に帰国し、現在2週間の自主隔離期間中。世界選手権では目標のベスト4には届かなかったが、過去最高位で終えていた。

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2021年9月9日のニュース