日本製鉄瀬戸内・広田太陽 逆転の決勝3ラン含む5打点 柔道金メダリスト阿部一二三、詩のいとこが快音

[ 2026年5月9日 14:47 ]

JABA九州大会予選リーグ   日本製鉄瀬戸内 9―4 JR西日本 ( 2026年5月9日    オーヴィジョンスタジアム下関 )

逆転の決勝3ランを含む5打点を挙げた日本製鉄瀬戸内・広田(左)と、先発して6回3失点に封じた足立(提供写真)
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 日本製鉄瀬戸内が逆転勝ちし、今大会を1勝1敗1分けで終えた。「2番・左翼」としてフル出場した広田太陽外野手(25)が逆転の決勝3ランを含む3安打5打点。3打席連続で適時打を放ち、12安打9得点の打線をけん引した。

 「追い込まれてしまったので、後ろのバッターにいい形でつなぐことを考えました。思い切って振った結果がホームランになりました」

 1―3で迎えた5回1死一、二塁の第3打席だった。カウント1―2からの4球目。見逃せばボールかという高め直球を振り抜くと、白球は放物線を描きながら右翼席へ着弾した。逆転の決勝3ラン。試合の流れを一気に引き寄せた。

 オフからの取り組みの成果を示したのは、7回2死一、二塁での第5打席だった。カウント1―2からの4球目。内角直球に詰まらされたが、左前で弾むタイムリーとなった。

 「狙っていた強い球を詰まってでも落とすというイメージ。追い込まれてからの理想の形ですし、冬からそういう練習をしっかりしてきました」

 入社4年目を迎えた今季。従来の「気持ち良い練習」をやめ、あえて苦しい打ち方を取り入れるようになった。フリー打撃では自ら試合の場面を設定し、打撃投手は直球と変化球のミックスで投球。より実戦を意識した形のスイングを積み重ねてきた結果が、今季のJABA大会3大会での打率・313、1本塁打、8打点につながった。

 チーム関係者が「身体能力はずば抜けている」と口をそろえる左打者。それもそのはず、ともに柔道金メダリストの阿部一二三、詩兄妹は母方のいとこにあたる。立命大時代には一二三から、瞬発系のトレーニングがいかに大切かを教わったという。入社後、熱心に取り組み、パワークリーンのMAX120キロはチーム内でダントツ。互いに多忙を極めるため、会える機会は少ないが、今月下旬には関東遠征が控えており、広田は「2人のどちからに会えるなら食事をしたいので、連絡しようと思っています」と笑った。

 2大大会での上位進出を期す今季。6月2日には都市対抗近畿地区2次予選が開幕する。「3年連続の都市対抗は絶対条件。今年も都市対抗予選で必ずホームラン、もしくは長打を打つことと、足も生かしながら、チームの主軸になって貢献できたらと思います」。昨年は2大大会の近畿予選でいずれも一発を放っており、長打力も持ち味の一つ。チーム内でも年々、存在感を増している背番号2に注目だ。 

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