隔離明け初戦の渋野はイーブンパー「楽しんで1日できた。自由だなと思った」

[ 2021年9月9日 13:46 ]

女子ゴルフ 日本女子プロ選手権第1日 ( 2021年9月9日    茨城県 静ヒルズCC=6680ヤード、パー72 )

<日本女子ゴルフ選手権・初日>15番、笑顔の渋野日向子
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 渋野日向子(23=サントリー)は4バーディー、4ボギーのイーブンパー、72でホールアウトした。

 2週間の隔離明け後、初ラウンドを終えた渋野は「楽しんで1日できた。自由だなと思った」と笑った。

 イーブンパー72のスコアに「全体的に落ち着いてできた。連続ボギーしないように気をつけた。たくさんボギーを打った中でイーブンで回れて良かった」と安堵(あんど)感をにじませた。

 雨の中、出入りの激しいゴルフになった。インから出て11、12番で連続バーディー。13番で落とした後、14番で7メートルのバーディーパットを決めて取り返した。

 その後、3ボギーを叩き1オーバーまで後退したが、最終9番パー5で第3打を1・5メートルにつけてバーディーフィニッシュ。「前半は何とかアンダーで回れたが、後半は(ショットの)縦距離が合わなくなり、パットの距離感も怪しくなった。調整不足、準備不足かな」と話した。

 7月の楽天スーパーレディース以来の国内復帰戦。8月の海外メジャーAIG全英女子オープンでは一時は首位に立つなど健闘したものの34位で終戦。収穫と課題を手に帰国した。

 隔離期間は大半を岡山県内の実家で過ごした。庭の「鳥かご」でショットの感触を確認し、パット練習もこなした。しかし本格的な練習再開はコース入りした前日だった。

 「パットは自宅でやるとなると2~3メートルしかできない。試合会場のグリーンは速すぎる。久しぶりにいいコンディションでやっている分ちょっと時間がかかっている」と話すようにショットもパットも距離感を合わせるのに苦しんだ。

 それでも上位が見える位置につけた。第2日に向けて「今日よりはグリーンが速くなると思うので、なるべく耐えるゴルフをしたい」と力を込めた。

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2021年9月9日のニュース