五輪パラ選手村村長・川淵三郎氏、大会の成功を喜ぶ「クラスターが発生しなくて、選手が十分に活躍できた」

[ 2021年9月9日 17:01 ]

川淵三郎氏
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 東京オリンピック・パラリンピック選手村の村長を務めた川淵三郎氏(84=日本トップリーグ連携機構会長)が9日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」(月~木曜、後3・30)に生出演。コロナ下においての運営について総括する場面があった。

 8日に選手村が閉村し「ホッとしたのが正直な気持ちです」と胸をなで下ろした川淵氏。「反省会をしたんですけど、みんなが言うのが『クラスターが発生しなくて、選手が十分に活躍できた』って。各国の団長があいさつしに来られるんですけど、みな同じように『日本が開催してくれたから、こういう大会ができた。もてなし、居住性のよさ、食事のおいしさ、全てありがとうございました』って、心から言われてね。ボランティアの人をはじめ、関係者が報われたかなと。それが一番嬉しいですね」と、万感の思いを込めて話した。

 同局の飯田浩司アナウンサー(39)が「最初は海外の報道をわざわざ引いてきて、ネガティブなことを書いたメディアもあったじゃないですか。実際はどうでしたか?」と尋ねると、川淵氏は「プレイブックの中にね、マスクのこと、ソーシャルディスタンス、ランニングルームには長くいない、試合が終わったらすぐ帰る、っていう風に相当厳しいルールがあったんですね」と、明かす。

 「僕は正直言ってね『選手がずっとマスクを着けるかな?』って思って。でも、みんなよく守ってくれていたんですね。自分たちが陽性反応になると、周りが全部迷惑する。試合に出場できないことになることに、意識を持ってしっかり対策を行ってくれたのが、今回の成功に繋がってると思いますね」と、選手に感謝した。

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2021年9月9日のニュース