サニブラウン、五輪リレー欠場も 短距離合宿メンバーに名前なし、バトンパス練習できない

[ 2021年7月6日 05:30 ]

サニブラウン
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 日本陸連は5日、8日から山梨県内で行う東京五輪男子短距離代表合宿の参加予定選手を発表し、200メートル代表のサニブラウン・ハキーム(22=タンブルウィードTC)の名前は補欠を含めた短距離勢の中で唯一なかった。100メートル9秒97の前日本記録保持者は、400メートルリレーの大きな戦力とみられていたが、出場に暗雲が垂れ込めた。

 今回の合宿は、日本の生命線であるバトンパスの呼吸を合わせ、走順の適性を見極める非常に大事な場。いくら19年世界選手権銅メダルに貢献したアンカーとはいえ、欠席すれば、連係力が未知数として本番での起用の優先順位が低くなる。最終走者は桐生祥秀(25=日本生命)、デーデー・ブルーノ(21=東海大)らが候補になる。

 陸上関係者によると、サニブラウンは所属チームに合流するため、日本を離れたという。日本選手権では100メートルの代表を逃し、左太腿の違和感で200メートルを欠場した。状態は不透明。五輪では個人種目のみに出場する可能性が出てきた。

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2021年7月6日のニュース