東京五輪旗手のレスリング須崎優衣「日本選手団の代表として胸を張って堂々と歩きたい」

[ 2021年7月6日 21:15 ]

結団式に臨む(左から)JOCの山下泰裕会長、須崎優衣旗手、山県亮太主将、石川佳純副主将(代表撮影)
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 東京五輪に出場する日本代表の結団式、壮行会が6日に行われた。

 女子で旗手を務めるのはレスリング50キロ級で五輪初出場の須崎優衣(22=早大)。結団式では日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長から団旗を授与され、日の丸の重みに表情を引き締めた。大役のオファーに「旗手というお話をいただいたときは正直凄く驚きました」と振り返りつつ、「この役割を全力で全うし、スポーツの力でこの世界の状況を明るくできたらと思ってお受けした」と心境を明かした。

 旗手は12年ロンドン五輪で女子レスリング界のレジェンド・吉田沙保里が務めた。08年北京大会の吉田をテレビ見て五輪を目指した須崎は「私の憧れの吉田沙保里選手がやられた旗手。それを務めることができるのは大変光栄でありがたいこと」と話し、「旗手は日本選手団を先導して国旗を振って堂々と歩く格好良いイメージ。本番では日本選手団の代表として胸を張って堂々と歩きたい」と開会式の入場行進を思い描いた。

 17、18年世界女王で海外勢には無敗を誇る金メダル候補は、旗手として最初の役割を終え「いよいよ夢に見た五輪が始まるという思いになった。最高の状態で試合に臨めるように頑張っていこうと思いました」と本番への決意を新たにした様子。「13年に東京で五輪の開催が決まった時から、東京五輪を目指して練習を頑張ってきた。初の五輪で一生懸命戦う姿を見せられたら」と大一番を見据えた。

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2021年7月6日のニュース